アブストラクトゲームについて

皆さんこんにちは。近頃は酪王戦や地区対抗戦などの影響で少しバタバタしてしまっていますが、記事更新の方は欠かさず行おうと思います。

今回の記事では、棋道部が来年度から積極的に活用する予定の”アブストラクトゲーム”という分野のゲームについてご紹介できたらと思います。

アブストラクトゲームとは、wikipedia様を参照させてご説明させていただきます。

アブストラクトゲーム (Abstract Games) とは、ゲームの分類の1つで、名前通り抽象的(アブストラクト)で、元となった現実の出来事(テーマ)などとゲームの内容とが余り関係のないものになっている(高度に抽象化されている)ゲーム、あるいは具体的なテーマが全く存在しないゲームを指すことが多かった。

このように記載されていますが、端的に説明すると”運要素の絡まないゲーム”と定義できます。

具体的には、リバーシや五目並べといったゲームから将棋・囲碁といった元来我々の活動分野も当てはまります。

現在、棋道部で導入されているアブストラクトゲームは、将棋・囲碁・チェスの他にコリドールやアブストラクトゲームかどうかは微妙ですがバックギャモンがあります。

それらのゲームについて軽く説明します。

これがコリドールというゲームです。フランス発祥のゲームで、自分のチェスのポーンのような駒が相手陣地(一番奥の1列)に到達すれば勝ちというシンプルなルールです。

しかし、このゲームを更に奥深くさせる要素として、1人最大10枚の壁を自由に設置できるというルールがあります。

このルールによって何手も先まで読まなければ勝てないという複雑さを併せ持っているゲームで、部員一同最近こぞってやり出しています。

次にこれがバックギャモンというゲームです。バックギャモンは古代からあるゲームで、サイコロで出た目だけ駒を動かし、盤上にある自分の色の駒をすべてゴールさせるという双六の一種です。

このゲームも駒の移動に細かいルールが有り、例えば敵の駒が1つだけあるポイントに自分の駒を移動した場合、相手の駒を振り出しに戻すという「ヒット」というルールがあります。

ヒットを防ぐためには常に自分の駒を2つ以上重ねて配置しなければならず、サイコロという運要素はあるにしても先を読む能力はバックギャモンで非常に大事です。

バックギャモンは最近導入したため、部内での浸透はまだまだですが、これらのゲームを行うことで将棋や囲碁に必要な「先を読む能力」を鍛えて他のゲームでの実力を鍛えることにも繋がると考え、積極的に活用していきたいと思っています。

将棋・囲碁を知らないという人もコリドール・バックギャモンといったボードゲームだけでも遊びに来てもらえたら嬉しいです。

酪農学園大学/棋道部

囲碁、将棋をメインに様々なマインドスポーツを日々楽しんで練習しています。ここでは棋道部の活動報告や大会結果をお知らせしています。部員はいつでも、だれでも大歓迎です!